○研究目的
本研究に先立ち、柏木教授(滋賀医科大学)、河盛教授(順天堂大学)、山崎病院教授(大阪大学)らの研究グループは、2000例以上の糖尿病患者の約100種類のSNPを検討し、多数の候補遺伝子の遺伝子多型が相乗的に作用を及ぼし、動脈硬化、心筋梗塞、腎症、網膜症などを発症・進展させることを明らかにしました。
本研究では、糖尿病血管合併症の発症因子としての、環境因子ならびに遺伝因子の関与を包括的に解析し、さらに種々の治療法の効果を検討することにより、糖尿病血管合併症発症予防・進展阻止をめざしたオーダーメイド治療法の策定、臨床応用を目的とします。
○遺伝子多型の組み合わせ効果により発症、進展する糖尿病合併症
OMRFITで研究者らは、多数の遺伝子多型の組み合わせ(combination)効果によって糖尿病合併症を発症、進展させることを明らかにしました。例えば、動脈硬化の指標であるIMT肥厚に関しては、遺伝子多型であるSNP1とSNP2の組み合わせによって、より進展することが示されました。
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