動脈硬化/糖尿病合併症リスク判定

リスク判定

 動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病腎症、糖尿病網膜症それぞれについて、進展程度や発症リスク、詳細な分析結果、予防法を表示しています。
 6,000例を超える日本人のデータベースをもとに理論的な計算を行い、各疾患について判定が可能です。

①疾患の説明


 各疾患(動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病腎症、糖尿病網膜症)に関する概略を説明しています。

②評価
【動脈硬化、糖尿病腎症、糖尿病網膜症の場合】


 動脈硬化は、頸動脈の超音波検査により測定されるIMT(頸動脈肥厚)を指標に用いています。
 超音波検査を行った場合は、その値のところにが表示されます。
 糖尿病腎症の場合は、アルブミン指数を指標に用い、尿中のアルブミン(タンパク質の一種)の量を表示しています。
 糖尿病網膜症の場合は、眼底検査の結果を表示しています。
 いずれの場合も検査を行っていない時は、年齢や体重、脂質検査等の結果をもとに、理論的に計算した値を表示しています。
 また、同年代における平均値を↑で示しており、同年代と比べてどの程度症状が進んでいるかがわかります。

【心筋梗塞・脳梗塞の場合】


 心筋梗塞・脳梗塞の場合は、同年代の人に比べてどの程度発症しやすいかを示しています。
 例えば上記の場合、心筋梗塞は同年代の人に比べ、1.8倍発症しやすいことになります。

③分析表


 各疾患の進展程度や発症リスクが、どの環境因子(問診、血液検査値等)に基づくものかを総合リスクとして表示します。この総合リスク[A×B]は、検査値[A](環境因子)と遺伝因子リスク[B]を組み合わせて求められています。

検査値[A] 問診、血液検査結果を表示し、基準(正常)より高い場合はで表示しています(ただし、HDLコレステロールは基準(正常)より低い場合をで表示しています。)。
その他の遺伝因子リスクは、検査値に関係なく疾患リスクを増大させる遺伝因子の組み合わせや性差と相乗的にはたらく遺伝因子の組み合わせを意味します。
遺伝因子リスク[B] 各疾患に関連する遺伝因子を保有しているかどうか、なし~の4段階で表示します。
の数が多いほど、各疾患への影響が強いことを意味します。
単一の遺伝因子より、ある特定の複数個の遺伝因子を同時に保有する場合、疾患への影響が強く出ることがあります。ここでは、測定した遺伝因子およびそれら全ての組み合わせをみて、各疾患に対する影響を判定しています。
総合リスク
[A×B]
検査値[A]遺伝因子リスク[B]を総合的に判定し、下記の4段階で表示します。(検査値が未測定の場合は表示されません。)

コレステロールの項目で、総コレステロールとLDLコレステロールを両方測定している場合は、より悪い方の値を用いて総合リスク判定を行っています。

④分析結果と予防法/重点的管理目標


 ここでは、評価と分析表の結果を説明しています。また、各疾患の進展もしくは発症を予防するために、どの環境因子を重点的に管理すべきかを提案します。下記のように、分析表と共にご確認ください。
 さらに、心筋梗塞・脳梗塞リスク判定においては、特に疾患発症リスクを高める環境因子について、統計学的に計算された重点的管理目標を提示しています。

⑤定期健診のおすすめ


 疾患ごとに、推奨される定期検査項目を表示しています。

○再判定について ※最終判定日より3年以内
 最新の環境因子(体重、血液検査結果等)で、再度疾患リスクを判定することが可能です。遺伝子多型の測定結果は一生変わりませんので、そのために採血を再び行う必要はありません。

遺伝子情報

 測定した遺伝子多型の中から、学術文献等で、臨床的関連性や対処法が明らかにされている遺伝子多型について、あなたの保有状況を表示しています。

①分類
 遺伝子多型をそのはたらきによって、肥満、酸化ストレス、高血圧・血管障害、コレステロール、メタボ・糖尿病、血栓、免疫、骨粗しょう症の8種類に分類わけしています。

②あなたの保有状況
 表記されている遺伝子多型のうち、あなたが保有するタイプのところに「有」と示しています。
 ※検体の状態や検査上の都合により、やむを得ず測定できなかった場合は「-」と表記しています。

③遺伝子多型の名前
 遺伝子多型の名前を表記しています。

④起こりやすい症状
 それぞれの遺伝子多型の臨床的な関連性をまとめています。
 多くの学術文献等に掲載され、定説と考えられている内容をまとめています。
 保有状況の部分で「有」となっている項目は、あなたの遺伝的体質を示しており、「無」の人よりその症状がおこりやすいので注意が必要です。