生活習慣病の場合、両親から遺伝によって引き継ぐのは「病気のなりやすさ」であって、「病気そのもの」ではありません。特に、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病合併症などは、遺伝子のみが原因で発症する病気ではなく、生活習慣など様々な要因が積み重なって、はじめて症状として現れる病気です。ですから、遺伝子多型と生活習慣のデータを解析することによって、あなたの「病気のなりやすさ」がわかるのです。
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採血
受診者は検査に関する説明を受けたうえで同意書に署名し約2mlの採血もしくは、唾液(専用キット)を採取します。(医療機関様では血液採取を推奨しております。)
受診者の検体は解析実施機関に送付されます。 -
遺伝子情報の測定
検体の白血球の核からDNAを抽出し増幅させます。
DNAチップを使用し、体質や疾患に関連するSNPを測定します。あなたの血液から遺伝因子(遺伝子多型)を測定し、あなたの遺伝子の型を判定します。
左の例では、各マーカーの赤色(●)、緑色(●)、黄色(●)が1つ1つの遺伝子の型を示しています。 -
判定結果の作成
あなたの遺伝子情報と生活習慣の指標となるデータ(血圧、コレステロール、ヘモグロビンA1c、BMI、喫煙歴、運動習慣など)から統計学的な方法を用いて判定結果が導かれます。